これは簡単に言うと、どんなレベルのプレイヤーも特定のレベルへ強制的に変えるという仕組みのことですね。
例えば、このIDはレベル15~18が対象になっています。
ここに以下のプレイヤーが参加したとします。
タンク Lv70
ヒーラー Lv16
DPS Lv32
DPS Lv18
↓
タンク Lv18
ヒーラー Lv16
DPS Lv18
DPS Lv18
レベル15~18が対象になっているので、それより高いレベルのプレイヤーは、そのダンジョンにいる間だけレベル18になるんですよね。
ヒーラーはレベル16しかないので、そのままレベル16で参加することになります。
ところで、なんでわざわざレベルを下げるのか。
それはオンラインゲームならではの事情があります。
オンラインゲームは様々なプレイヤーが参加するので、上級者もいれば初心者もいます。
なので、序盤の方のダンジョンに参加するのは初心者ばかりではありません。
・・・少し違いますね。
本来なら序盤のダンジョンに上級者が参加することはありません。
ただそれだと序盤のダンジョンに参加するプレイヤーが初心者ばかりになって、参加者が激減してしまうのです。
そうなると初めてのダンジョンだというのに参加自体ができない・・・なんだこのゲームは・・・ということになってしまいかねません。
そこでFF14は上級者も序盤のダンジョンに参加してもらう仕組みを作り、上級者が参加してくれれば何か特典を付けるようにしています。(ルーレットとか初心者ボーナスとか)
そのため、序盤の方のダンジョンでも上級者も初心者も参加するという話に戻るわけですね。
ただ・・・上級者ってめちゃくちゃレベル高いでしょ?
そんなプレイヤーが参加したらどうなるのか・・・。
ボスなんてワンパンですよ、ワンパン。
そりゃあ、ダンジョンの攻略が早く済んでいいかもしれないですけど、そうじゃなくて初めてのダンジョンなんだからちゃんと攻略したいと考える人もいるわけで。
そんなところにワンパンプレイヤーが入っていったらゲーム体験がぶち壊しになるわけです。
これは困る。
それを防ぐためにレベルが高いプレイヤーにはちょっと我慢してもらって、許容範囲のレベルの中で戦うことで、秩序のあるダンジョン攻略をしていく・・・。
これがレベルシンクというわけですね。
大半のダンジョンにはこのレベルシンクを採用しているので、どんなレベルで参加しても、ちゃんとダンジョンを攻略できるようになっています。
ちなみに、似たような仕組みがアイテムレベルシンク。
これは前回のアイテムレベルの時に書けば良かったんですが、FF14がアイテムレベルを採用しているもう1つの理由は、難易度の差別化を図るというのもあるんですよね。
というのも、FF14はカンストしたままのレベルで戦い続けることが多い、というか長いです!
今はレベル70がカンストレベルなんですけど、おそらく最近の拡張パッケージのペースで考えると、2019年の6月頃までレベルはずっと70のままです。
じゃあ、新しいコンテンツが出るのに全部同じ難易度なの?ということになってしまうので、アイテムレベルを採用することで、同じレベル70でも難しいダンジョンを作ることが可能になります。
例えば、レベル60の時代も2年間ぐらい続いたんですよね。
そのため、
機工城アレキサンダー:起動編1
平均アイテムレベル 170~
機工城アレキサンダー:天動編1
平均アイテムレベル 230~
同じレベル60のコンテンツなのに、なんと参加条件のILが60も違う!
こんなふうに同じレベルなのにILに差を作ることで、難易度の変化や装備集めのモチベーションを用意しているということになります。(実際、レベル60装備はILが150~280まで幅広く存在している)
ただやっぱり、ILが60も違うというのは相当な差なんですよ。
やっぱり無双されてしまうんですよ。
そんなわけで、レベルシンクだけでは許容内に収められない状況に対してアイテムレベルシンクを採用することで、そのコンテンツを普通にクリアできる状態にしているわけですね。
どちらもゲーム体験がおかしくならないための仕組みとなっています。
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